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IV)ライフユーティリティ
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1)電話の契約 8)ATM/DEBITカード、Personal check book、
 Internet Banking
2)電話機について 9)ソーシャルセキュリティーナンバー
3)電気・ガス 10)アメリカでの究極の身分証明書(ID)
4)銀行口座開設に必要なもの 11)ケーブルTV
5)担当者とのやりとりはこうして進んでいく 12)サービス内容
6)サインについてよく言われる噂とかデマとか 13)ケーブルTVの契約
7)最初の入金

生活を立ち上げる 目次

IV)ライフユーティリティ

・電話の契約

 とにかく電話番号を決めないことにはいろいろ不便です。新規契約したい旨を伝えると、先ほど挙げた必要キーワードについて質問を受けます。その後で、現在空いている電話番号をいくつか言ってきます。好きなやつを選んで下さい。英語での数字の聞き取りには、慣れないと思わぬミスがあります。"nine"と聞いて、「七」だと思いこんでしまったという笑い話もあります。紙に書いて読み上げて、確認してもらいましょう。
 新規に電話の申込みをするときに、必要キーワード以外に聞かれること、決めなければならないことは次のことです。
 
1)必要なオプションサービス
2)長距離キャリア(Longdistance call carriar)
 
 1)のオプションサービスでは、いろいろな機能を選ぶことができます。割り込み通話、3者通話、転送サービス、留守電などなど、電話会社によっていろいろあります。電話会社のウェブサイトに行けば、細かいサービスの内容を見られますが、ここでは人気の高いサービスを2つ紹介します。
 
・Flat rate (市内かけ放題)
 
 毎月一定額($10~$20)を払っておくと、同じエリアコードの相手とはいくらかけても通話料が発生しません。ダイヤルアップでインターネットを使う方には最高のサービスです。オプションではなく、もともと基本料金にこのサービスがはいっていることもあります。
 
・Call waiting(割り込み電話)
 
 日本でもおなじみですね。通話中に、他から電話が入ったことを知らせます。プッシュフォン式の電話では、Flashというボタンがあるので、それを押すと切り替わります。月数ドルの使用料が課金されます。
 
 ほかにも、電話帳に記載(list)しないというオプションがあります。ただし毎月数ドルの手数料が課金されます。オプションはいつでも追加、削除ができます。内容や必要性がよくわからないのであれば、とりあえずなにもオプションはつけずに契約を始めて、あとからいろいろ研究してみてはどうでしょうか?
 
 2)の長距離キャリア(Longdistance call carriar)は、エリアコード外の番号に電話をかける、つまり長距離電話(Longdistance call)をかけるときにつかう電話会社です。日本にかける場合は海外通話(Overseas call)になりますが、やはりLongdistance call carriarが必要になります。ローカル電話会社はエリアコード内の通話だけを管理しています。
 
 電話契約の際、「Longdistance carriarはどこにしますか?」と聞かれます。そんなこと聞かれても、どこがいいのかわからないですよね?
 
 「とりあえずいらない」
 
 と言ってしまって構いません。「えっ、それじゃぁ日本に電話できないじゃない?」となるわけですが、数年前からDial10-10という長距離電話サービスがアメリカで流行だしました。これは契約不要、月々の契約料不要で、電話番号のアタマに10-10-XXXとプッシュすることで、自動的にLongdistance carriarに繋がるものです。XXXのところに"220"とか"345"などと、各社いろいろな番号を持って宣伝しています。たとえば10--10-345-011-81-とダイヤルしていけば、日本まで1分7セントくらいでかけられます。ただし、かけただけで接続料として数十セント課金されることがあります。ちなみに、011は北アメリカにおいて、「海外へ電話をしますよ」という信号、81は日本の国番号です。
  Dial10-10の欠点は、自宅の電話からしか使えないということです。ホテルの電話や公衆電話からは使えません。
 
 「ちょっとまって? それじゃぁ、Longdistance carriarなんかいらないんじゃないの?」
 
ということになりますが、そうです、いりません。実際、Dial10-10は今までのLongdistance carriarにとっては、驚異的なライバルです。
 それでもLongdistance carriarを決めて設定しておいてもなんの問題もありません。しょっちゅう海外へ長電話をする人にとっては、通話料が1セントでも安いほうがいいでしょうから、比較検討の価値はあります。とりあえず最初の電話契約時には保留にしておいて、あとから設定することもできます。
 
 アメリカのLongdistance carriarはここ数年、過激なまでの価格競争を展開しています。大手はAT&T、SPRINT、MCIです。あとからLongdistance carriarを設定するには、Longdistance carriarに直接電話して申し込みます。いずれも日本語サービスがあるので、電話をしたら、「日本語オペレーターをお願いします」と言ってみて下さい。いつでも日本語をはなす人が待機しているとは限りませんが、聞いてみる価値はあります。そこで料金体系などくわしく説明が聞けます。手続きが完了したら、念のためLocalの電話会社に確認の電話を入れて下さい。毎月送られてくる利用明細書にLongdistance carriarの項目ができるので、そこでも確認できます。
 
 気をつけるべき点は、ただ単にLongdistance carriarと契約しただけでは、日本への通話料金はかなり高いということです。「日本に頻繁にかけるので、安い料金プランはあるか?」と相談してください。かける頻度、曜日、時間帯によって、さまざまな料金プランがあります。別途、このような特別料金プランに申し込んで初めて、格安の通話料で国際電話を使えます。これには毎月数ドルの手数料がかかります。
 
 Longdistance carriarと契約すると、コーリングカードが送られてきます。これは以前お話ししたアメリカ版テレフォンカードと同じように使えます。ただしプリペイドではなく、あとから毎月の通話料に加算されます。カードに記載されているフリーダイヤルに電話をかけ、予め設定して置いたPINをプッシュすれば、どこのホテルや公衆電話からも、Longdistance carriarの契約にある通話料金で長距離電話をかけられます。
 
 ここまで電話契約についてお話ししてきました。最低限やるべきことをまとめるます。
 
○電話番号を決める
○オプションを選ぶ 
・初めはFlat rateだけで十分
・電話帳に記載しないようにする
○Longdistance carriarを決める (保留でかまわない)
 
 これだけです。これだけの契約で、月々の基本料はだいたい$25前後です。ほかにインターネット接続サービスも提供している会社がほとんどで、当然ですが売り込みされます。要らないならいらないとはっきり断って下さい。インターネット接続サービスはケーブルTVでも提供しています。比較検討してから決めて下さい。
 
 電話契約で、ひとつめんどうなことがあるとしたら、保証金(Deposit)です。アメリカで経済的信用がないわけですから、はいそうですかと簡単に契約はできないことがあります。大抵、保証金を請求されます。会社によっていろいろですが、だいたい$100前後です。これは、1年ほどきちんと電話料金を払っていれば、利息付きで戻ってきます。
 
 Depositの払い方ですが、電話会社のオフィスまで来いといわれる。もしくは代行業者のオフィスまで行って払えと言うこともあります。電話会社のオフィス、もしくは代行業者のオフィスで身元確認ができると、それでDepositはいらないということもあります。もしくは後日、最初の月の使用料に加算されて請求されることもあります。
 
 これは各会社によって対応が違いますし、よく変更されるので、一概にはいえません。ですから、次の点については、契約のための電話を切る前によく確認して下さい。
 
1)Depositを払う必要があるのか?
2)どうやって(どこで)払うのか?
3)支払いの時にもっていくべき必要書類はあるか?
 
 特に2)は、住所と電話番号をきちんとメモしてください。通りの名前などは、スペルも読み上げて確認してもらいます。3)は、大抵、パスポートとビザを要求されます。また、クレジットカードや就職先からの雇用証明書や学校からの入学証明書などを要求されることもあります。
 
 以上のことが確認できたら、できるだけはやく支払いに行きましょう。トラベラーズチェックで支払うのがいいと思います。クレジットカードで払いたいのであれば、可能かどうか事前に確認して下さい。Depositを支払ってはじめて、契約が成立します。
 
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・電話機について

 電話の契約ができたのはいいですが、電話機が必要ですよね?ここで、ちょっとだけ電話機についてお話しします。
 
 安いモノは$20〜30、$100前後出せば、ワイヤレスの留守電機能(answering machine)も付いたかなり良いものが買えます。なにかと電話でのやりとりの多い国ですから、留守電機能(answering machine)は便利です。相手を確認してから電話をとることもできます。
 
 どこで買えるかですが、TARGETやWalMartのような量販店、BestBuyやCircuitCityのような家電・オーディオ店で買うことができます。
 
 これで住所と電話番号が決まりました。もしも海外引越会社に荷物を頼んでいて、届け先を保留にしてある場合は、引越会社にしらせることを忘れないで下さい。
 
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・電気・ガス

 電話の契約を終えたあなたにとって、電気・ガスの契約はもう簡単です。「契約に必要なキーワード」以外に聞かれることといえば、個人宅用(resident)か商用(commercial)か?ということと、「いつから使うか?」です。必要なキーワードのなかの自宅電話番号も、もう答えられますね。
 
 アパートに入居してすぐに気づくと思いますが、基本的に電気もガスもすでに通っています。すぐに使えますから心配いりません。「いつから使うか?」というのは、いつから課金するか?ということです。入居日を伝えればいいでしょう。あとは保証金(Deposit)ですが、電話のときと同じです。これだけはきちんと確認しておいてください。
 
 ちなみに英語で電気は(Electric) Power、ガスはNatural Gasです。ただ単にGasというと、ガソリンを指すことになります。
 
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・「銀行」

 次は銀行口座(bank account)を開く(openする)ために銀行へ行ってみましょう。最寄りの支店(branch)がどこにあるかはもう大丈夫ですね。窓口は月曜日から金曜日、だいたい朝8時頃から夕方4時前後まで開いていますが、大都市の銀行では、早いところで朝7時台から遅いところは夜7時頃まで開いているところもあります。branchによっては土曜日も開いていますが、土曜日は入金の受付程度の業務しか行っていないのが一般的です(実際に入金がおこなわれるのは翌週月曜日)。同じ銀行でもbranchによって営業日時が異なることが多いので、前もって調べておいてください。新規にaccountを開くのであれば、時間に余裕があったほうがいいですから、閉店ギリギリの時間は避けましょう。特に金曜日の夕方などは、銀行の人たちもとっとと仕事を終わらせて週末を楽しみたくてうずうずしています。心ここにあらずで仕事どころじゃないかもしれないので気をつけてください。これは冗談ではありません。
 

・銀行口座開設に必要もの

 ところで手ぶらで銀行に行ってもダメですよ。アカウントを開くために必要なものをそろえておきましょう。実際に銀行のbranch に電話して必要書類を問い合わせておけば万全です。一般的に新規アカウントの開設には以下のものが必要となります。
 
1、ソーシャルセキュリティナンバー
2、現住所(アメリカ国内) 現住所に2年以下しか住んでいない場合はその前の住所
3、写真付きの身分証明書 (運転免許証 が一般的)
4、勤務先の情報
 
 まず1のソーシャルセキュリティナンバーですが、おそらく多くの方が銀行口座開設時にはまだ受け取っていないと思います。またあなたが学生だったら、そもそもソーシャルセキュリティナンバーを取ることができないかもしれません。とりあえず申請中ということで、番号を取得したら銀行に知らせるということで大丈夫です。
 
 2の現住所は大丈夫ですか?まだホテル暮らしをしているのなら、まず住む場所を決めてから出直しましょう。こればかりは絶対に必要です。既に住所が決まっている人は、アパートの契約書など、なにか住所を証明できるものがあると完璧です。それと電話番号が決まっていたらそれも忘れずに。
 
 3の運転免許証もおそらくまだもっていなと思います。運転免許証はアメリカでは身分証明書として、銀行だけでなくいたるところで提示を求められます。大事なことは、写真付きの身分証明書 (photo ID)で、住所、生年月日が表記してあることです。住所は書いてありませんが、パスポートを持っていくことをお勧めします。ほかに国際免許証、日本のクレジットカードなどが二つ以上のID を求められた場合に役立つこともあります。また銀行は運転免許証の番号を必要とすることがあるので、免許証を取得後、銀行に伝える必要があるかもしれません。アカウント開設の時の担当者に聞いてみてください。
 
 4の勤務先の情報は、勤め先の名称、所属、勤務内容、勤続年数、電話番号などを聞かれることがあります。もしも社員証や雇用契約書などがあったら、もっていくといいかもしれません。またJob offer letterを雇用主に書いてもらうのもいいでしょう。学生のかたは、学校名、学部などを聞かれます。学生証があれば持っていってください。
 
 では、これで忘れ物はないですね。そうそう、最初にアカウントに入金(deposit)するお金が必要です。大金は必要ありませんので、日本で数百ドル分をトラベラーズチェックなどにし持ってくるのがいいと思います。まとまったお金はあとからアカウントへ送金するのがいいでしょう。
 
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・口座を開く 担当者とのやりとりはこうして進んでいく

 銀行にはいると、日本の銀行のように受付カウンターがあります。そこに窓口がいくつかありますが、順番待ちの列は一つだけです。大抵ロープで仕切ってありますから、入金(deposit) やMoney order を作ったりといった一般的な用件の時にはその最後尾に並びましょう。一番先頭にきたら、「次の人どうぞ!(next!)」と声がかかった窓口に行ってください。でも、新規口座(new account)を開きたいのであれば、カウンター窓口に行ってもだめです。カウンターとは別に。店内の一角に立派なデスクが並んでいたり、行員さん一人一人のデスクが小部屋のように衝立で仕切られたブースがあるはずです。小さな支店だと一つか二つ、大きなところでは五つも六つも並んでいます。あなたが行くところはそこです。
 
 混んでいてすべての机が埋まっている時には、しかたがないのでふらふらしながら空くのを待っていましょう。通りすがりの行員が「なにかご用ですか?」と声をかけてくれるかもしれません。「新しく口座を開きたい」と伝えれば、「誰かあくまで腰掛けてちょっと待っててね」と笑顔でかえしてくれます。しばらく誰も声をかけてくれなくてもいじけないで下さいね。手があいて、あなたの対応ができるようになったら必ず「なにかご用ですか? こちらへどうぞ」と声をかけてくれますから。
 
 あなたが今すわっている席では、new accountの開設の他に、車を買うためのオートローン、家を買うためのモーゲージ、子供の学資積み立てプランやリタイヤメントプラン、資産運用の相談を受け付けてくれます。
 
 あなたは新規にアカウントを作りたいことを伝えてください。基本的なアカウントはチェッキング・アカウント(checking account)ですが、銀行によってはchecking accountだけでも数種類あります。毎月どのくらいの残高を残すか?毎月何回くらい預金の引き出しをするか?毎月の給料をそのaccountに振り込みたいか?などを尋ねられ、あなたに最適のアカウントを紹介してくれます。checking accountを開くと、Personal check book(小切手帳)とATM/DEBITカード(キャッシュカード)がもらえます。これらついては後で詳細を説明します。
 
 もし余分なお金があるのなら、同時にセイビング・アカウント(Saving account)を開いておくといいでしょう。こちらもいろいろな種類があり、預金額によって最適なアカウントを紹介してくれるはずです。ほかに日本の定期預金口座のようなものもありますが、ソーシャルセキュリティナンバーがないと開設できないことがあります。チェッキング、セイビングを含め、いろいろなアカウントについてはあとで詳しく説明します。
 

口座名義

 開設するアカウントが決まったら、つぎは誰の名義にするかを聞かれます。もちろんあなた自身の名義ですよね。ただアカウントを開く際に名義の種類について知っていると、いろいろ便利なことがあります。とくにご夫婦で渡米される方は是非参考にしてください。
 
 アカウントの名義(name)には主に、個人名義口座(individual account)と共同名義口座(joint account)があります。individual accountはあなた一人の名義ということです。joint accountはあなたの他にもう一人、名義に加えることができます。あなたをfirst、もう一人をsecondとした場合、もしあなたが死亡した時には、もう一人の方にaccountの権利が自動的に移ります。joint accountにはもうひとつjoint common accountというのがあります。これもふたりの名前でひとつのaccountを開けますが、その権利はfirstもsecondもなく、ふたりとも平等に与えられています。ご夫婦でひとつのaccountを開くときには、このjoint common accountが便利でしょう。大抵の場合、銀行ではjoint accountといったら、joint common accountを指します。
 
 joint (common) accountを開くと、ふたりにそれぞれATM/DEBITカードが渡されます。check bookにはふたりの名前が併記され、どちらのサインでもcheckを切ることができます。
 

アカウント開設! 名前と住所とDOBと・・・

 これでアカウントの種類とその名義をどうするかが決まりました。新規アカウント開設のための申込用紙を渡されますので、記入していきましょう。はじめに名前、住所、電話番号、生年月日の記入欄があります。ところでアメリカの書類によくDOBと書かれている項目があります。これはDate of Birthの略で、いわゆる生年月日のことです。ちなみにSexは性別を聞いています。女性ならFemale(もしくは略してF)、男性ならMale(もしくは略してM)と記入します。ほかにはSSNというのがありますが、これはソーシャルセキュリティナンバーのことです。そして職場の名称、住所、電話番号、役職、職種などを記入する欄があります。開設したいアカウントの種類やなんやかやは空欄にしておけば担当の人が書いてくれます。
 
 ところで日本からきたばかりのあなたには、これらの欄をすべて埋めることはできないと思います。まだ日本から来たばかりでソーシャルセキュリティナンバーは申請中、運転免許ももっていないときちんと伝えてください。そして用意してきたパスポートやらなんやかやを差し出せば、なんとかしてくれます。ただし後日ソーシャルセキュリティナンバーが取れたら、忘れずに銀行に届けましょう。いまあなたのアカウント開設を担当している人から名刺をもらっておけば、後日その人宛に郵送できます。
 
 担当の人があなたのもってきたパスポートやらなんやかやのコピーを取りに席を外している間に、書類の記入を終わらせてしまいましょう。そこにはサインの登録も含まれています。
 
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・サインについてよく言われる噂とかデマとか

 口座を開くと、日本で銀行印を登録するかわりに、あなたのサインを登録します。joint (common) accountの場合にはふたりともサインを登録します。あなたのオリジナルのサインを考えておきましょう。何回書いても同じ様なサインができるように練習しておいたほうがいいです。完璧に同じである必要はないですが(そんなの無理ですよね)、あとでサインを見たときに、それが自分の書体であるかどうか見分けがつくことが大事です。誰かにあなたのサインを真似されて、小切手などを悪用されたときに、これは私のサインじゃないと言えることが必要です。
 
 また、よく「漢字でサインをすると英語圏の人には真似されにくいので安全だ」という話を聞きますが、はたしてそうでしょうか?たしかに真似されないことは大事ですが、もっと大切なことは、見分けてもらえることです。日本人が日本語の筆跡をみると、知っている人の書体かそうでないか、だいたいわかりますよね?同じように英語圏の人たちも、英語圏の人が書いたアルファベットの筆跡の違いがみわけられます。ところが漢字となると、なかなかその違いを見分けることができません。もしあなたの漢字のサインを人に真似されたとして、それが明らかにあなたの書体ではないとしても、うまく見分けてもらえないかもしれないのです。実際アメリカにだって漢字が書けるアジア系の人は沢山います。だったらあなたもアルファベットでサインしたほうが、見分けてもらえる可能性が高くなります。それでも心配な人は、アルファベットと漢字を組み合わせたサインをするというのはどうでしょうか?
 
 また、後日の身元確認のための手がかりに、母親の旧姓やあなたの出生地を聞かれます。他にも、「あなたのペットの名前は?」「ポチ」とか「好きな食べ物は?」「スクランブルエッグ」など簡単な質問と答えを予め登録していて、身元確認に使うこともあります。
 
 さて、これで申込書の記入はだいたい終わりです。あとは入金です。
 
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・最初の入金

 口座を開くために必要なものがもうひとつあります。最初に入金するためのお金です。現金をもっていってもいいですが、安全面からトラベラーズ・チェックなどにしてもっていくのがいいでしょう。金額は、最低残高に制限のあるアカウントでない限り、$1でも$100でもかまいません。銀行によっては、とりあえず残高$0でも口座を開いてくれるところもあります。ただ、もしsaving accountも開きたいと考えているなら、最低残高が数千ドルということもあるので気をつけてください。checking accountを開いてからATMカードや使える小切手帳が手元に届くまで、10日ほどかかりますから、ある程度の金額は手元に残しておくことをお勧めします。もちろん、窓口にいけば現金を引き出すことはできますが、めんどうくさいですよね。
 
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・ATM/DEBITカード、Personal check bookの発行そしてInternet Banking

 さて、アカウント開設ももう少しです。Checking accountを開くと、その場でATMカードの発行手続きをしてくれます。10キーのついた電卓のような端末を渡されて、そこに暗証番号(PIN)を打ち込むように言われます。PINは大抵4桁から8桁の数字です。確認のためにもう一度同じ番号を入力して手続きは完了です。1週間から10日ほどでカードが郵送されてきます。でもそのままではカードは使えません。郵送されたカードには、本人がカードを受け取ったかどうか確認したうえでカードをactivateするための電話番号が同封されているはずですから(カードにシールとして貼ってあることが多い)、そこに電話します。コンピューターが対応するのでプッシュホン式電話(pushphone)が必要です。お使いの電話がプッシュホン回線でない場合には、音声入力やオペレーターに直接対応してもうらうことになります。電話をするとあなたのSocial Security NumberもしくはSocial Security Numberの下4桁の数字、口座番号、時には生年月日を聞かれますので、コンピューターの指示に従って数字を入れていきます。一通りの質問に答えればカードはactivateされます。あとはカードの裏面にサインをすれば完了です。ただしSocial Security Numberは必ず必要なので、番号がわかりしだい銀行の担当者に郵送することをお忘れなく。
 
 もうひとつ、Checking accountを開くとATMカードの他にPersonal check bookがもらえます。これはその名の通り、個人小切手帳のことです。じつは有料($10〜$20くらい)なのでもらえるというわけではないのですが、最近は銀行間の競争も激しく、初回のみPersonal check bookは無料サービスというところが増えています。いろいろな絵柄や書体のcheck bookを用意している銀行もあるので、口座を開く時に好きなのを選べます。
 
 check bookは1週間から10日ほどで郵送されてきますが、それまでの間に使えるようにと、アカウントを開いた時点で仮のcheck bookがもらえます。本来checkには、あなたの名前と住所が印刷されていますが、仮のcheck bookにはそれらがありません。ですから実際に仮のcheck bookを店などで使おうとしても、信用の問題で断られたり、使う度に身分証明書を求められることもあります。個人の間のやりとりでは、相手があなたを信用してくれれば、仮のcheck bookでも問題なく使えます。正式のcheck bookが届くまでのしばらくの間はすこし不便かもしれません。
 
 さて、これでアカウントの開設は完了です。おつかれさまでした。担当の人が「他に何かご用はありませんか?」と聞いてくれるので「今日はこれだけです、ありがとう」と挨拶を交わして終了です。おっと、ひとつ忘れてました。インターネットバンキングです。これは家に帰ってからパソコンで申し込みができますが、よくわからないと思ったら、今のうちに聞いてしまいましょう。頼むと銀行にあるパソコンで手続きをしてくれるかもしれません。ただ、ソーシャルセキュリティナンバーがないと正式に登録できないので、デモを見せてもらうだけになるかもしれません。
 
 自分でやるなら、銀行のホームページに入って、internet bankingもしくはonline bankingのコーナー(銀行によって名称が違いますが、こんなような名前がついているはずです)に入れば登録できます。必要なのはあなたの口座番号とソーシャルセキュリティナンバーです。他にアカウント開設時に聞かれた母親の旧姓や、登録しておいた任意の質問と答えを聞いてくることもあります。自分の好きなパスワードを設定すれば完了です。ただ、セキュリティの関係で、大抵の場合、この段階では残高照会くらいしかできないでしょう。後日郵送でインターネットバンキング登録の確認といった内容の封書が届くと思います。その中に銀行が指定した暗証番号がついてきますので、その番号をインターネットバンキング内の所定の欄に打ち込んでアクセプトされれば、正式に登録完了となります。これで口座管理がいつでもパソコンを通してできるようになります。
 
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ソーシャルセキュリティーとID

・ソーシャルセキュリティーナンバー

 ここまでで、とりあえず生活に必要なユーティリティは揃いました。あなたは住所と電話番号を手に入れました。あとはそれぞれのDepositを払って終了です。
 
 ついでにソーシャルセキュリティーナンバーの申請も済ませてしまいましょう。ソーシャルセキュリティーナンバー(Social Security Number:SSN)はすでに諸手続のときに聞かれて、まだ持っていないので保留にしてきたと思います。これからもなにかと必要なものですから、なるべく早く申請しましょう。
 
 ソーシャルセキュリティーナンバー(SSN)とは、国民年金のための整理番号で、アメリカ人とアメリカで就労を許可された人は全員持つことになります。この番号は国民年金の管理という本来の目的を越えて、個人情報の管理にも使われています。税金の支払いやクレジットヒストリーもこの番号で管理されます。
 
 ついこの前までは、就労しない人もビザがあればSSNを発行してもらえましたが、最近は就労者のみとなりました。ビザの種類で言えば、H1やJ1を持っていればもらえますが、H2、J2など、就労者の配偶者やFビザを持つ学生などはSSNを発行してもらえません。このために問題になるのは運転免許証で、SSNがないと免許証を発行してもらえないのです。それでは困るということで、州によってさまざまですが、SSNの代わりとなる番号で免許の交付をしてくれたりと、いろいろ対応策ができています。
 
 SSNはSocial Security Administration Officeというところで申請します。必要書類はパスポートと就労が許可されたVISAで、料金は無料です。場所はウェブページで検索できます。申請用紙と記入説明書が一緒になったPFDファイルがあります。申請用紙はオフィスにもありますが、PDFファイルをプリントアウトして使う場合は、8 1/2" x 11" のサイズの白い紙に印刷し、黒か青のペンで楷書(print)で記入します。
 
 記入内容は説くに難しいことはないと思います。 ちょっととまどうかもしれないところを簡単に説明します。
 
 3番のCITIZENSHIPというところは、就労ビザを持っていれば、2番目のLegal Alien Allowed To Workというところにチェックを入れます。8番目のMOTHER'S MAIDEN NAMEというのは、お母さんの旧姓です。このお母さんの旧姓というのも、本人確認によく使われる質問です。次ぎの9番目はお父さんの氏名も聞かれます。両親のSSNも聞かれていますが、もっていないのなら空欄にしておきます。
 
 最後にサインをしたら窓口に持っていってください。 SSNとあなたの名前がプリントされたSocial Security Cardが1ヶ月以内に郵送されてきます。カードにサインを忘れずに。そして保留にしておいた公共機関に番号を伝えることをお忘れ無く。
 
 SSNはカードが送られてくる前に決定するので、申請後2週間もすれば、カードを待たずして番号だけを電話で教えてくれます。ただし、Social Security Administration Officeの電話はいつでも込み合っていて、そうとう忍耐強く待たなければ繋がりません。
 
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・アメリカでの究極の身分証明書(ID)

 なにか手続きをするたびに必要キーワードとそれを証明する書類をもちあるくのは面倒ですよね。どれも大切な書類ばかりですので、あまり持ち歩きたくもないでしょう。そもそもなんでこんなものをいつも持ち歩く必要があるのかといえば、あなたが身分証明書(ID)を持っていないからです。これがないと、お酒やタバコを買うときや、クレジットカードを使うときに、いちいちパスポートを提示するはめになります。
 
 アメリカの身分証明書は州から発行されます。一般には自動車運転免許証ですが、運転免許ではない、たんなるIDも発行してもらえます。
 
 申請場所は州の運転免許オフィスです。州によってDMV(Department of Morter Vehicle)、もしくはCounty clerk(役所)で行っているところもあります。もしも運転免許をとるのであれば、路上試験のためにクルマを持参しなければなりません。必要書類も主によりさまざまです。とくにSSNは必須ですが、ビザによってはこれを持てない人もいます。その場合、納税者番号(PTIN)やSocial Security Administration Officeで特定の書類を発行してもらうことになります。
 
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ケーブルTV

 テレビですが、これは急ぐ必要はないですね。後日、自宅に電話が繋がってからでもゆっくりやって下さい。
 
 アメリカのテレビ事情ですが、地上波による放送はほとんど壊滅状態です。テレビを観るなら、ケーブルか衛星放送というのが現実的です。現在、アメリカのケーブルTV会社はComcast、Time Warner、Charter Communications、Cox、Adelphia、他にはTVMAXがあります。衛星放送はDIRECTVとDish Networkの2社です。ケーブルTV会社は高速インターネットサービスも提供しています。
 
 ケーブルTV会社はそれぞれサービスを提供している地域が決まっていて、どこの会社を使うかという選択肢は、実質的にありません。あなたの住むエリアでサービス提供している会社と契約することになります。もっとも、サービスパッケージは各社さまざまでも、放送内容はどこも同じものをそろえています。
 
 一方、衛星放送は全米どこでもDIRECTVとDish Networkのサービスを受けられます。ただし、パラボラアンテナを設置する必要があります。そのためには、南側の空が開けていることと、アパートなどの賃貸住宅の場合は、アンテナ設置の許可が必要になります。バルコニーの手すりなどにアンテナをつけますが、もしもアパートの管理者が「それはダメだ」というのであれば、専用の三脚でアンテナをバルコニー等に置くこともできます。
 設置条件がある分、少々不便はありますが、ケーブルTVに比べて安く視聴できます。
 
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・サービス内容

 ここではケーブルTVのサービスについてお話しします。衛星放送のサービス内容も大差はないので、参考にして下さい。
 
 アメリカの放送局はいくつあるのか?と聞かれても、よくわかりません。数百はあることだけは確かです。ひとつひとつの放送局ごとに視聴するかしないかを決めるのではなく、いくつかの放送局をまとめてパッケージにして視聴契約をするのが一般的です。パッケージは、主に3つのカテゴリーに分けられます。
 

1)基本パッケージ

 全国にネットワークを持つアメリカの放送局の代表選手は、TBS、FOX、NBC、ABC、UPN、WBなどです。日本でもおなじみの人気ドラマもこれらの局で放送しています。また、各地域のローカルニュースも観ることができます。日本のNTV、TBS、フジ、テレ朝などと同じようなものです。
 
 このほか基本パッケージとして、様々な専門チャンネルがあります。世界的に有名なニュース局、CNN、スポーツ専門のESPN、日本でもおなじみ、音楽のMTV、いろいろな国の番組がみられるInternational Channel、ここでは、日本からフジ系列の番組がいくつか観られます。料理と食べ歩きはFood Network、家の増改築やデコレーション、ガーデニングの専門局、Home & Garden TV、SFドラマや映画ならSci-Fi Channel、アニメ専門チャンネルのCartoon Network、観ているだけで世界を旅行した気分を味わえるTravel Channel、動物好きならAnimal Planet、古いアメリカ映画ばかりやってるAMC、24時間いつでも天気予報が観られるWeather Channelなどなど、この他にもさまざまな専門チャンネルがあります。全国ネット局と合わせると、基本パッケージだけで70数チャンネルにもなります。
 

2)Premium Channels

 基本パッケージのほかに、別途料金を払って視聴できる局があります。主なものにHBO、Showtime、Cinemax、STARZ!、Encoreなどがあり、これらはさらに、家族向け、コメディなど、こまかいジャンル別に、たとえばHBOだけで8種類あります。
 放送内容もさまざまで、人気映画、コンサート中継やオリジナルドラマなどがあります。
 

3)On Demand

 PPV(Pay Per View)と言って、ひとつひとつの番組を選んで、そのつど料金を払って視聴できるサービスです。最新映画を毎月数本ずつ配信しています。時にはボクシングの大物対決なんかもあります。映画はCMも入らず、最新作は30分おきに始まります。レンタルビデオ店では貸し出し中の多い最新作も、家にいながらにして観ることができます。映画一本で$4くらい。一日に繰り返し何度でも観られます。
 
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・ケーブルTVの契約

 さて、ケーブルTVを申し込む際に、自分が観たい放送局の入っているパッケージを選ぶわけですが、そのまえに、アナログ放送とデジタル放送のどちらかを選びます。最近ではどこもデジタル放送が盛んで、番組表やお気に入りチャンネルリストの作成、同時に数局の画面を出したり、Premium Channelsの番組をOn Demandで観ることもできます。一方、最近のアナログ放送は、基本パッケージのみのサービスというところも出てきました。
 
 次ぎにどのパッケージを選ぶかですが、まず基本パッケージ(Basic PackageもしくはBasic Planなどと呼ぶ)は基本というだけあって、「始めにこれありき」です。基本パッケージの内容はケーブルTV会社ごとに多少異なります。同じ会社でも、地域ごとに細かく違うこともあります。各会社のウェブサイトにいくと、あなたの住所を入れてサービス内容の詳細を検索できるようになっています。
 
 アナログの基本パッケージが契約の最小単位になります。視聴料は月に$4~50くらいです。これだけでも70チャンネル以上ありますから、まずはこれだけで始めるのもいいでしょう。ただし、映画を楽しみにしている方には、古いものばかりを繰り返し放送しているだけなので、ちょっと物足りなく感じるでしょう。
 
 この基本パッケージにPremium Channelsをいくつか足していくことができます。Premium Channelsひとつあたり$10くらいです。しばらくして基本パッケージに飽きてきたら、後からお好みのPremium Channelsを付け足すことができます。どのPremium Channelsがどういう内容なのか、コマーシャルやウェブを通して研究してみて下さい。
 
 実際の契約ですが、必要キーワード以外に聞かれることは次のようなことです。
 
1)デジタルか、アナログか?
2)Premium Channelsは必要か?
3)テレビは何台あるのか?
4)インターネット接続はいるか?
5)接続作業の希望日はいつか?
 
 1)と2)ですが、まずはデジタルの基本パッケージではじめるのがいいと思います。この場合、デジタル放送の受信機が必要になります。月に数ドルのレンタル料をとられることもありますが、基本パッケージの料金に含まれていることもあります。また、受信機があれば、月々の料金なしでPPVも楽しめます。
 
 3)のテレビの台数ですが、各テレビごとに受信機が必要です。追加の受信機は一台につき、だいたい$10以下でレンタルできます。
 
 4)のインターネット接続ですが、ケーブルなので、高速常時接続ができます。料金はだいたい月に$45くらいですが、ケーブルTVとセットで割安のパッケージもあります。また、ケーブルモデムを買うか、レンタルする必要があります。
 
 Premium Channelsやインターネット接続については、各社のウェブページで詳細を把握してから申し込むのがいいでしょう。電話で話されても複雑でよくわからないです。
 最後、接続作業ですが、ケーブルTV会社から技術者がやってきて接続してくれます。必要最低限のケーブルも持ってきてくれます。都合の良い日にちと時間帯を予約します。作業は、30分もかかりません。
 
 そして保証金(Deposit)については、電話や電気・ガスと同様です。確認を忘れずに。
 
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